ノラ・ジョーンズ「最近はジミヘンを聴いている。カヴァーしないけど(笑)」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ノラ・ジョーンズ「最近はジミヘンを聴いている。カヴァーしないけど(笑)」

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 その後のインタヴューで、ノラは雄弁に語ってくれた。今回の新作は「原点に戻った」などと評されている。デビュー作を彷彿とさせる100%ノラ・ジョーンズのあの優しく温かみのある歌声とサウンドであふれている。すでにデビュー作以来の傑作ではないかとの前評判も出ている。

 ノラは言う。

「数時間のレコーディング・セッションを6日ほどで終わらせた。もちろん、そのあとミックスなどの作業はあるけど、前作に比べれば早くできたわ。むろん、レコーディングに入る前には曲作りをしたり準備したり時間がかかっているけど。実は前の作品は、朝11時から夜7時まで2カ月ほど毎日続けて録音したの」

 新作には、ニール・ヤングのカヴァー、デューク・エリントンのカヴァーなどが収録されている。これらを選んだ理由はと問うと、

「(それらの曲が)大好きだから(笑)」

 そしてウィントン・マルサリス、ドクター・ロニー・リストン・スミスといったジャズ界の大御所が参加。どうやって彼らに参加してもらったのか。

「ブルーノート・レコードの75周年記念イヴェントがあって私も参加していて、そこで彼らに会ったわけ。『私のレコードでプレイしてもらえますか』と頼み込んだ。そうしたらやってくれたんです」

 ノラの父はインド人で世界的なシタール奏者のラヴィ・シャンカール。彼が58歳のときに誕生したノラは父についてこう言う。

「父は何と言っても素晴らしいミュージシャンで、世界中の音楽家に影響を与え、大変尊敬している。ビートルズにも影響を与え、ビートルズは世界中のアーティストに影響を与えたわ」

 ノラには2歳になる子と3カ月の子がいる。前作リリース後に授かった子たち。近年多くのジャーナリストから尋ねられるようだが、同じ質問をした。母親になったことであなたの音楽や人生一般で何が変わったか。気さくなノラは笑いながらこう答える。

「それは多くのことが変わったわ。なにしろ生活習慣が変わった。睡眠時間とかね。ただ(私の)音楽がそれで変わったかは、よくわからない」


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