「柔軟性だよ!」東尾修が“1回5失点”の松坂大輔に助言 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「柔軟性だよ!」東尾修が“1回5失点”の松坂大輔に助言

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
メジャーからの復帰後、初めての1軍登板を迎えた松坂。5失点という目も当てられない結果を残した元大リーガーの課題を、東尾修が指摘する (※写真はイメージ)

メジャーからの復帰後、初めての1軍登板を迎えた松坂。5失点という目も当てられない結果を残した元大リーガーの課題を、東尾修が指摘する (※写真はイメージ)

 36歳になって何を考えるか、だ。2年間で1軍登板が1試合のみ。来年はもう、「松坂大輔」という名前だけで1軍登板を勝ち取ることはできないだろう。2軍で「本当に良くなった」と思わせるだけの結果を、一過性でなく、継続して出していくしかない。

 目指す方向を見直す必要があるかもしれない。2年やってできなかった投球が、同じことをやって劇的に変化するとは考えにくい。本人に会ったら、その辺りの考えも聞きたい。工藤監督にも大輔についての評価を聞いてみたいよな。

 投手は、マウンドの傾斜にしたがって投げる。つまり、傾斜に沿って自然に体を動かせないと、能力を発揮できない。体のパーツの柔軟性を一から見直すことができるのか、できないのか。できないと諦めたうえで体全体の動きを追求するなら、それは土台のないところに積み木を高く積み上げるようなもので、すぐに崩れてしまう。

 8月末以降、大輔が2軍で登板を繰り返したのも、1軍で投げたいとの思いからだったはずだ。高い年俸をもらっている以上、1軍で結果を出したい気持ちはわかる。だが、結果を出すために短絡的な調整をするようでは、また同じ結果に終わってしまう。

週刊朝日 2016年10月21日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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