揺るがない日ハム有利 東尾修「SBに王者の強さ感じない」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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揺るがない日ハム有利 東尾修「SBに王者の強さ感じない」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
22日のソフトバンク戦で盛り上がる日本ハムの(右から)中田、大谷ら (c)朝日新聞社

22日のソフトバンク戦で盛り上がる日本ハムの(右から)中田、大谷ら (c)朝日新聞社

「8番・投手」としてチームを勝利に導いた翌日には「3番・DH」で出場。これにもおそれいった。先発投手は、登板翌日には長い距離のジョギングなどで流し、次の登板のために疲れを抜くことが多い。しかも、前日がナイターでの先発だったのに、翌日はデーゲームだよ。先発の日は気持ちが興奮するから、どれだけ寝られたかもわからない。

 記者投票で決定される「ベストナイン」の投票規定で、投手と野手、投手とDHに同一選手を記入する重複投票がOKとなったそうだが、この大一番での大谷の投打の質の高さを見たら、変更もうなずける。

 日本ハムはこれで、大谷を無理させる必要がなくなった。間隔を空けて残り1試合に先発を託せばよく、その間にDH起用もできる。逆に窮地に追い込まれていたら、無理を強いてでも大谷の「二刀流」を多用する必要があった。クライマックスシリーズや日本シリーズまで戦うことを考えても、今回の連勝は大きな成果だった。

 3年連続の日本一を目指すソフトバンクには、王者としての強さを感じなかったな。チャンスでも選手に力みがあったように見えた。最後の最後まで、優勝争いがもつれることを信じたい。シーズン最後の1週間。意地を見せてほしい。

週刊朝日  2016年10月7日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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