ミッツ・マングローブ「髪型を変えられない女(テンコー)と変えてばかりいる男(ネイマール)」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミッツ・マングローブ「髪型を変えられない女(テンコー)と変えてばかりいる男(ネイマール)」

連載「アイドルを性せ!」

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「髪型と記号化の関係」とは?(※イメージ)

「髪型と記号化の関係」とは?(※イメージ)

 話が逸れましたが、髪型と記号化の関係は、男性の方が顕著です。小泉元総理や田村正和さんのように、「暗黙の契約」が成り立っているケースも多々ありますし、役作りや、よほどの一大決心(松本人志さんなど)を伴わない限り、大胆かつ急激なイメチェン(経年による増減は別モノ)は、女性以上にリスクが高まります。裏を返せば、頻繁に髪型を変えられるというのは、確固たる商品価値がある証しなのです。「やたらと髪型を変える男」で、差し当たり思い浮かぶのは、ゴルフの石川遼くんです。10代から20代への過渡期ということを差し引いても、遼くんの漂流は長かった。最近ようやく落ち着いた様子ですが、気付けばもう24歳……。嗚呼、可愛かった遼くん……。

 で、何が言いたいかって、サッカーのネイマール選手です。今までも多種多様なスタイルに挑んできた彼も、今度のあれは大丈夫なのでしょうか? パンチパーマです。昔懐かしボビ男です。なんだかとても厳(いか)つい雰囲気になっちゃって、それこそスポンサー的に問題ないのか心配になりますが、どうやら「ボビ男・ネイマール」は、世界中で好評のようです。さすがはスーパーアイドル。ただ私としては、かつて「ひろみ郷」がニューヨークに渡り、謎のパーマを当てて帰ってきた時のことを思い出しました。もしくは20年前に2丁目で会った「オナベの勝さん」に見えて仕方ありません。要するに、タイプだった男のイメチェンが気に食わず、イチャモンをつけたいだけです。髪は男の命。

週刊朝日  2016年9月16日号


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ミッツ・マングローブ

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

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