「カピバラなりに空気読んでた」丸山茂樹がリオ五輪を振り返る (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「カピバラなりに空気読んでた」丸山茂樹がリオ五輪を振り返る

連載「マルちゃんのぎりぎりフェアウエー」

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男子で21位の池田勇太(右)、54位の片山晋呉 (c)朝日新聞社

男子で21位の池田勇太(右)、54位の片山晋呉 (c)朝日新聞社

 ただ男子は世界のトップ選手たちがたくさん欠場する中、二人ともオリンピックに前向きな姿勢を発信しながら最後までプレーしてくれたことには、感謝したいと思いますね。彼らは若い頃から日の丸を背負って戦ってきた経験があるから、オリンピックを大事にするスピリットがあったんだと思います。

 女子は金メダルが朴仁妃(韓)、銀がリディア・コー(ニュージーランド)、銅がフォン・シャンシャン(中)でした。

 日本勢ではまず、野村敏京(はるきょう・23)が4位に入りました。69、69、72、65の通算9アンダー。ホールアウト時点では3位だったんですけど、結局3位に1打差の4位。それでも淡々とプレーし続ける姿が心強かったし、最後までポジティブに、「いける」と思ってやってくれた。すごく頼もしい姿を見せてもらって、ヘッドコーチとしてありがたかったです。

 アメリカを主戦場にしてやってる経験値が生きました。女子にしては珍しくいろんな球筋を持ってるなと思いました。彼女自身もコメントしてますけど、ツアーなら3位も4位もそう変わらない。でもオリンピックは全然違う。この1打の重みは、僕らが思う以上に、彼女自身が感じてるでしょうね。

 大山志保(39)は70、71、77、74の通算8オーバーで42位でした。彼女は非常に不安を持ってリオに入ったと思うんですね。まずは首の調子がよくなかったという不安、なおかつ4月下旬のツアーで優勝したあと、体のこともあって調子を落としてしまったと。自分の感覚を取り戻せないままリオのコースに立ってしまった部分があるんでしょう。ゴルフってのは調整が難しいスポーツなんで、彼女の場合は歯車がかみ合わなかったのかなという気がします。

 ギャラリーは、男子は初日から6千人、最終日は1万2千人のチケットが完売ということで、成功だったのかなという気はします。女子はもともと男子より人気は劣る上に、男子の翌週にあったから、ちょっとギャラリーは少なかったですね。スケジュールに余裕があるなら、女子が先の方がよりよかったのかなという気はします。


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