陸上 男子400mリレー銀ケンブリッジ飛鳥(23)けんぶりっじ・あすか/アンカーを務めた400mリレーでは、2位でゴール。2014年にジャマイカに渡ったことを機に、肉体改造を行った成果が出た。100mの自己ベスト(10秒10)は、今年5月にマークしたもの。まだ伸びしろはたっぷりあるはずで、東京ではリレーで金、100mで決勝進出を目標とする(写真:JMPA)
陸上 男子400mリレー銀
ケンブリッジ飛鳥(23)
けんぶりっじ・あすか/アンカーを務めた400mリレーでは、2位でゴール。2014年にジャマイカに渡ったことを機に、肉体改造を行った成果が出た。100mの自己ベスト(10秒10)は、今年5月にマークしたもの。まだ伸びしろはたっぷりあるはずで、東京ではリレーで金、100mで決勝進出を目標とする(写真:JMPA)

 日本中が熱狂した「真夏の夜の夢」は、金12個、銀8個、銅21個。史上最多となる合計41個のメダルを獲得するという最良の形で終わった。次は東京! リオではあと一歩で涙をのんだものの、4年後に「金」を期待できる10人を紹介する。悔しさをバネにする若手の飛躍に期待したい。

【写真特集 美しき「U―23」10人】

■陸上 男子400mリレー銀 ケンブリッジ飛鳥(けんぶりっじ・あすか) Age.23
アンカーを務めた400mリレーでは、2位でゴール。2014年にジャマイカに渡ったことを機に、肉体改造を行った成果が出た。100mの自己ベスト(10秒10)は、今年5月にマークしたもの。まだ伸びしろはたっぷりあるはずで、東京ではリレーで金、100mで決勝進出を目標とする

■水泳 女子100mバタフライ5位 池江璃花子(いけえ・りかこ) Age.16
170cmの身長に対し、リーチは186cmもある。長い腕を効果的に使った泳法で、3種目で日本記録を保持する。リオでは7種目に出場したが、100mバタフライで5位入賞したにとどまった。同年齢のオレクシアクが銀に輝いたことに刺激を受けて、4年後の雪辱を誓う

■バドミントン 女子シングルス銅 奥原希望(おくはら・のぞみ) Age.21
山口茜との準々決勝を制して、この競技では日本人初となるベスト4に進出。昨年、日本人として初めてスーパーシリーズのファイナルで優勝。今年も全英オープンで優勝するなど、重要大会での実績も申し分ない。世界ランク1位で東京を迎えることも十分にありえる

■体操 男子団体金 個人平行棒7位 加藤凌平(かとう・りょうへい) Age.22
団体決勝では、内村航平(27)の6種目に次いで多い5種目に出場。12年ぶりの金メダル獲得に大いに貢献した。だが個人戦の成績は振るわなかった。個人総合では鉄棒で落下したのが響き11位。平行棒で7位入賞するのが精いっぱいで、悔いが残った。絶対王者・内村の去就が気になるだけに、昨年のアジア選手権で、内村不在のチームを引っ張って団体優勝に導いた加藤の存在感は、いやがうえにも増してくるはずだ

■バレーボール 女子ベスト8 宮下 遥(みやした・はるか) Age.21
15歳で日本代表に選出された天才肌のセッターにとって、ほろ苦い五輪になった。エース木村沙織が去る東京五輪では、鍋谷友理枝(22)、古賀紗理那(20)といった若い攻撃陣の勢いをどう生かすか。宮下のトスが鍵となる

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