は長距離走後にお笑いライブなどに出演し、さらにランニングで帰宅する日々だったという。147センチの小柄ながら超タフ。こんな猫に、劇団の久本雅美や柴田理恵はじめ、熱い眼差しを送る仲間は多い。

 水道橋博士もその一人だ。猫の開会式のツイートに<興奮した!>と書きこみ、「彼とは長い付き合いだが、猫ほど周囲に可愛がられて“なついている”芸人は他にいない。彼の参加ほど意義を感じる五輪もない」と話す。

 猫の快足が注目されたのは05年に初出場したTBS「オールスター感謝祭」の赤坂5丁目ミニマラソン(過去4回優勝)から。博士はこう続ける。

「赤坂ではなく世界に向けた大感謝祭だ!」

 カンボジアの人々との関係も良好のようだ。8日に現地で39歳の誕生日を迎えた猫は、カンボジアにいる友人にもリオのチームメートにも祝福されて<ひろし感激!!>と記した。

 男子マラソン発走は21日。“猫の恩返し”を目指して、まっしぐらにゴールに向かえ!

週刊朝日 2016年8月26日号