非凡な才能を見せつけた池江には、東京五輪でのメダルが期待できそうだ (c)朝日新聞社
非凡な才能を見せつけた池江には、東京五輪でのメダルが期待できそうだ (c)朝日新聞社

 競泳陣の快挙に日本中が沸いた。男子400メートル個人メドレーで萩野公介(22)が金、瀬戸大也(22)が銅メダルを獲得し、競泳の日本勢としては1956年メルボルン大会以来60年ぶりというダブル表彰台を達成。さらに10日には男子800メートルリレーで萩野が第一泳者を務めた日本チームが52年ぶりの表彰台(銅メダル)にも輝いた。2020年東京大会に向け、萩野と瀬戸という高次元なライバル関係が象徴する男子競泳陣への期待感は増すばかりだ。もっとも、女子だって負けてはいない。そう感じさせてくれたのが、100メートルバタフライに出場し、予選、準決勝、決勝と泳ぐ度に自身の持つ日本記録を更新して6位入賞した池江璃花子(16)だ。

「アスリートにはガンガンガンと記録が伸びる時期があるものですが、それと五輪の時期が合致したわけで、持ってますよね。間違いなく20年の活躍が期待できます」(ベテラン五輪記者)

 強心臓ぶり、美少女ぶりが際立っている池江だが、その素顔を聞くと、ごく普通の高校1年生だ。

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