サッカー代表で、もう一人のカオを挙げるなら、今年1月に行われた五輪アジア最終予選決勝の韓国戦で、貴重な同点ゴールを挙げるなど1ゴール1アシストと勝負強さを見せたMF矢島慎也(22)。現在はJ2のファジアーノ岡山でプレーするが、出身は浦和レッズのユースチーム。その甘いマスクで女性ファンが多いが、本人は「声をかけられても、どう反応していいかわからない」と困惑気味。その見た目とは裏腹に、中盤ならどこでもプレーできる器用さはチームの大きな武器であり、リオでの活躍次第ではさらなるファン獲得は間違いないだろう。

 男子サッカーは4年前のロンドン五輪初戦で、優勝候補の筆頭スペインと当たりながら下馬評を覆す勝利で波に乗り、準決勝まで勝ち進んだ。リオ五輪の目標はそれを超す1968年メキシコ五輪以来48年ぶりのメダル獲得である。そのためにも2人のイケメン選手の活躍は欠かせない。

週刊朝日 2016年8月12日号より抜粋