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“ヘイト殺人鬼”植松聖容疑者の虐殺願望

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週刊朝日

容疑者のこれまでの言動は…(※イメージ)

容疑者のこれまでの言動は…(※イメージ)

 9月に試験に合格し、12月に就職したが、当初から植松容疑者には障害者への蔑視があったようだ。6年前のミクシィには、すでにこんな言葉が記されている。

〈今日は身体障害の人200人ぐらいに囲まれて来たぜ〉〈みんな頭悪いぜ〉

 非常勤職員として採用され、翌13年4月には常勤職員に。だが、綻(ほころ)びはすぐ現れた。入所者の手の甲に、黒ペンでいたずら書きをした。入れ墨をしていることも発覚する。入所者に絶対見せないよう注意されても、入れ墨が見えるようなTシャツ姿で出勤してきた。

 ちぐはぐな言動は続く。14年秋には相模原市内のキックボクシングジムに入門したが、その後、ほとんど通っていない。職場では「障害者は死んだほうがいい」と口走るようになり、植松容疑者の“狂気”が露(あらわ)になってくる。

 友人(26)が言う。

「去年の春ごろから、過激な右翼思想やオカルト的な、『宇宙からテレパシーが来る』などと真顔で話すようになった」

 昨年末、一緒に飲んだという高校の同級生(27)は最近の仕事のことを聞かれ、「お前にはもっと野望とかないの? 世界のこととか、日本の国のこととか考えないの?」と、まくし立てられたという。

 奇行はエスカレートし、今年2月15日には、衆院議長公邸に犯行を予告する手紙を持参する。

〈作戦内容 職員の少ない夜勤に決行致します。重複障害者が多く在籍している2つの園(津久井やまゆり、●●●●●=実際は別の施設名)を標的とします。見守り職員は結束バンドで見動き、外部との連絡をとれなくします。職員は絶体に傷つけず、速やかに作戦を実行します。2つの園260名を抹殺した後は自首します〉(原文ママ)

 植松容疑者は今年2月ごろ、園周辺の家庭に「障害者なんて生きていても無駄」などと書いた文書をまいたという。ある職員は植松容疑者が園の利用者へ顔を近づけて、「おらぁ」「こらぁ、障害者のくせに」「いらねえんだよ」などと暴言を吐いているのを目撃したという。


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