“おんな大河”がうまくいかない理由は?(※イメージ)
“おんな大河”がうまくいかない理由は?(※イメージ)

 来年1月に始まるNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の新キャストが7月12日、発表された。主演は俳優の柴咲コウ(34)で、男の名で家督を継いだ井伊直虎役を務める。

 出演者は旬の顔ぞろい。落語家の春風亭昇太(56)が今川義元、歌舞伎役者の尾上松也(31)が今川氏真、阿部サダヲ(46)が徳川家康、菜々緒(27)が徳川家康の正室・築山殿、菅田将暉(23)が井伊直政の役を、それぞれ演じる。

 会見で特に注目を集めたのが、大河初出演となる菜々緒と菅田のド緊張ぶり。ロングドレスに身を包んだ菜々緒は、顔を紅潮させながら「あまり緊張しないほうなのですが、今までの人生で一番緊張していると思います」と挨拶。役どころについて「小さいころから玉の輿を狙っている野心家の役」とし、「そういう役は得意。現代の女性たちにつながるところがあるので楽しんで演じたい」と“悪女キャラ”をにじませた。

「キレッキレの直政を演じたい」という菅田は、「(大河は)大きな目標だった。すごくうれしい」と顔をこわばらせながらコメント。写真撮影時に報道陣から、「菅田さん、もう少し笑顔で!」と声が出るほど、緊張に包まれていた。

 作品は、激動の戦国時代が舞台。男の名を名乗って井伊家の家督を継いだ“おんな城主”井伊直虎の生涯を描く。NHKの朝ドラ「ごちそうさん」やTBSの「天皇の料理番」などのヒット作で知られる脚本家の森下佳子氏が、初めて手がける大河作品になる。

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