“規格外”大谷翔平の球宴出場で東尾修がNPBに変革求める (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“規格外”大谷翔平の球宴出場で東尾修がNPBに変革求める

連載「ときどきビーンボール」

週刊朝日#東尾修
7月10日のロッテ戦で降板した日本ハムの大谷(右) (c)朝日新聞社

7月10日のロッテ戦で降板した日本ハムの大谷(右) (c)朝日新聞社

 ただ、日本野球機構(NPB)は、「投手」「野手」という枠にとらわれない“規格外の選手”が出てきた以上、いろいろと取り決めておく必要がある。

 例えば、「投手とDHでファン投票1位だった場合」にどうするか、などだ。単純に「得票数の多いほうのポジションで選出とする」という方式にすると、片方の1位票は、意味がなくなってしまう。大谷のためのルール作りは来年以降、必要不可欠だろう。

 さて、球宴前、パ・リーグを指揮するソフトバンクの工藤公康監督は投手陣に対し、「直球にこだわらなくていい。変化球をどんどん投げてください。3球に1回くらいしか直球を投げない人は変化球をコーナーに曲げて。そういうのもプロの技だと思う」と話したという。

 私も毎年のように言ってきたことだ。技巧派の投手も直球勝負をするケースが目立ち、しかも打たれて笑っている姿を見るのが許せなかった。球宴とは、それぞれの選手の技術がぶつかり合う場でもある。お祭りといえども、勝負である以上、勝つべきだ。負けていい試合など一つもない。高いお金を払ってきてくれるファンのためにもね。

 実際にオールスターを見た野球ファンは喜んでくれただろうか。ペナントレースは、セ・リーグが広島、パ・リーグはソフトバンクが2位にかなりの差をつけての後半戦だ。他球団が首位チームにどんな包囲網を敷くか。意地を見せてほしい。

週刊朝日 2016年7月29日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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