ミッツ・マングローブ「マツコさんに見る現代日本の男社会事情」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミッツ・マングローブ「マツコさんに見る現代日本の男社会事情」

連載「アイドルを性せ!」

「マツコさんに見る現代日本の男社会事情」(※イメージ)

「マツコさんに見る現代日本の男社会事情」(※イメージ)

 結局のところ、どんな法改正や人権運動よりも、どれだけ男社会を唸らせられるかどうかで、世の中は動いているのが現実です。それには男以上に男社会的な処理能力を持って臨まないと、時に存在すらカウントしてもらえない。

 良くも悪くも、男たちの欲とプライドを駆り立てさえすれば、たいていの物事は進むのだと、私はマツコさんを通して学んだ気がします。あと、金になるのは一過性のエロよりも、断続的な母性だということも。

 余談ですが、最近マツコさんとキョンキョンが、どちらともなく似ている気がしてならないのは気のせいでしょうか。ご承知の通り小泉今日子は、史上最強の「男社会力」を持った女性アイドルです。ふたりとも「5年後の自分の顔」を作るような化粧をする辺りが巧妙で、しかもその方向性がかなり近くて面白い。まるで「ケバさは内に秘めろ!」とでも言われている気分になりますが、おふたりみたいな涼しい顔ができる領域に達するには、あと5千人ぐらい男を知らないと無理かも、です。

週刊朝日  2016年7月15日号


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ミッツ・マングローブ

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

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