埋めきれない小さな心の隙間に…(※イメージ)
埋めきれない小さな心の隙間に…(※イメージ)
週刊朝日2016年7月15日号 表紙、特集は伊野尾慧さん
週刊朝日2016年7月15日号 表紙、特集は伊野尾慧さん

 ジャニーズでいまもっとも勢いのあるグループの一つ、Hey!Say!JUMP。なかでも人気急上昇中なのが、伊野尾慧だ。「ネコ系おねむ男子」の“素”を、番組関係者が明かした。

「眠そうな目つきで脱力した表情。あんなにかわいいのに下ネタも言うし、明治大学出身で頭もいい。そのギャップも素敵です」(ファンの女子大生)

 人気急上昇の伊野尾君。どんな人ですか?と「いただきハイジャンプ」を担当したフジテレビの双川正文さんに聞くと、こんな答えが返ってきた。

「自由でマイペースで、見ているだけで癒やされる。完全に、ネコですね」

 事務所の先輩・V6の岡田准一さんは、伊野尾君を「おねむ男子」と名付けた。いわば「ネコ系おねむ男子」。現在大注目の伊野尾君だが、以前はどちらかというと地味な存在だった。

 10歳でジャニーズ事務所に入所、2007年にHey! Say! JUMPのメンバーに。だが伊野尾君は後列や端に位置することが多い上、ガツガツと前に出るタイプでもない。画面に映らなかったりテロップで顔が隠されたりすることから、「見切れアイドル」と呼ばれていた。

 そんな状況が変わり始めたのが2、3年前。13年、明治大学理工学部建築学科を卒業し、芸能活動に専念。露出が増えてファンが急増。コンサート会場では他のメンバーに先駆けてグッズが完売。さらに昨年の「24時間テレビ」(日本テレビ系)で、ジャニーズファン以外にもそのかわいさが“発見”される。伊野尾君が画面に映ると、「24時間テレビにキノコが生えている」「かわいい」と話題に。それから次々とレギュラー番組を獲得。この大躍進を、ファンは「伊野尾革命」と呼んでいる。革命真っ最中の伊野尾君とは?

●テキトーでマイペース

「頭がよくて、スタッフの意図をおそらく一番理解している。なのにテキトーに返してくる(笑)」(テレビ東京系「リトルトーキョーライフ」の神山祐人さん)

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