能作風鈴 オニオン シルバー 5400円約400年前から続く伝統技法を今に伝える職人の手により、一つ一つ作られる。真鍮製(銅60%、亜鉛40%)。高さ128mm、直径50mm、重さ約129g。色は写真のシルバーのほか、ゴールド、ピンクゴールドもある。スリム、ホルンという形も。短冊が1枚ついている(撮影/写真部・松永卓也)
<br />
能作
風鈴 オニオン シルバー 5400円

約400年前から続く伝統技法を今に伝える職人の手により、一つ一つ作られる。真鍮製(銅60%、亜鉛40%)。高さ128mm、直径50mm、重さ約129g。色は写真のシルバーのほか、ゴールド、ピンクゴールドもある。スリム、ホルンという形も。短冊が1枚ついている(撮影/写真部・松永卓也)

 贈り物として、自分自身を“大人”として演出するものとして、知っておきたい“粋”な一品。今回は、能作の「風鈴 オニオンシルバー」を紹介する。

*  *  *

 風鈴は、耳から涼を得ようとする粋な知恵。ガラスや南部鉄など素材や形によって音色は異なるが、響きで言えば真鍮(しんちゅう)製がピカイチだ。金管楽器にも使う素材だから、透き通った伸びのある音色が楽しめる。

 愛らしいタマネギ形をした真鍮製の風鈴を作るのは、銅器の国内一大産地、富山県高岡市で大正5(1916)年から続く鋳物メーカー・能作。仏具のおりんを手がけ、その鋳造や加工の技術を応用した。

 風鈴が、そよ風に揺られると、りんとした美しい音色が響き、余韻が心地よく漂う。暑い夏に、涼しさを運んでくれそうだ。

■本商品は朝日新聞社の通信販売「朝日新聞SHOP」でもご注文いただけます。
フリーダイヤル 0120-013-193(年末年始をのぞく毎日9:00~19:00)

週刊朝日 2016年7月15日号