サヨナラの場面で“コリジョンルール” 東尾修「違和感残る」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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サヨナラの場面で“コリジョンルール” 東尾修「違和感残る」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
日本でも来季に向けた準備が必要だ(※イメージ)

日本でも来季に向けた準備が必要だ(※イメージ)

 日本でも来季に向けた準備が必要だ。早くから現場の声を聞き、審判員、球団との協議をするよう願う。新ルールの試験導入の場となる秋のフェニックスリーグ前に十分な話し合いをしておくべきだ。もちろん、審判員には技術向上を図ってもらいたい。

 現場としては、今年のルール運用・基準がある程度見えたわけだから、早急な対応が必要になる。「完全にアウト」と見えるタイミングでも、送球が三塁側に流れて捕手が走路に入れば、セーフになるリスクがある。その対策をもう一度考えたほうがいい。

 いくら前進守備を敷いても、打球が外野に飛べば、送球がそれるリスクはある。広島の赤松のように、外野の頭を越す打球よりも、ゴロを打つ確率の高い打者には、思い切って内野手を5人置くなどのシフトも一考の余地がある。

 コリジョンルールをめぐっては以前にも本欄で採り上げ、野球そのものが大きく変わる可能性を指摘したが、その際の想定よりも劇的な対応を要するかもしれない。シーズン終盤、あるいはクライマックスシリーズ、日本シリーズといった究極の勝負の場面で、同ルールによる泣き笑いが出ないことを祈る。

週刊朝日 2016年7月1日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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