春風亭一之輔のラジオ番組でクレームがきた件 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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春風亭一之輔のラジオ番組でクレームがきた件

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

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押しの一手に、ディレクターもついに…(※イメージ)

押しの一手に、ディレクターもついに…(※イメージ)

私「たまたま、タイミングが重なっただけでしょ?」

D「はい。偶然です」

私「ちゃかしてるわけじゃないしなぁ……奇跡的に重なったんだから何かの縁じゃないか? 捕まった人の曲を流しちゃいけないってルールあるの?」

D「普通しませんよね」

私「けっこう流れてるじゃん。○○とか□□の曲」

D「ほとぼり冷めてからですよね、普通。捕まりたてホヤホヤの人のはかけませんね、絶対」

私「……容疑者なんだから、罪が決まったわけじゃないだろう。歌はみんなのものだ!! 曲に罪はないっ!!(毅然と)」

D「……カッコいいコト言った気になってます?(冷ややかに)」

私「へへ。わかる? でもさ、いーんじゃない。たまたまだし。それにこんな朝早く(日曜朝6時から生放送)からクレーム言ってくる暇人いねぇよ。かけよう、かけよう! なっ!!」

D「うーん……はい。わかりました……大丈夫かなぁ」

 私の押しの一手に、ディレクターもついに「セイ・イエス」。無事、Aさんの「△△」はその日の1曲目に全国へ流れたのでした。“キミはたしかにボクを愛してる”と“何度も言う”のでした。よかった、よかった。

 ……放送終了後、たくさんクレームが来ました。いわく「けしからん」「不謹慎」「社会的影響を考えろ」等々。

「大目玉」でした。貴重なご意見ありがとうございました。

 逮捕後、やはりAさんの曲は電波に乗らなくなりました。いまだに、多少の自粛傾向にあるような気がします。

 んー。「大目玉」。

 目玉を見開いて、凝らして、怒ってくださる方が世の中には一定数居るのですね。ありがとうございます。でもあんまり開きっぱなしにすると、ドライアイになりますから、たまーにマバタキしたり目薬差してみてもよろしいんじゃないでしょうか。

 ……て、ディレクターが言ってます。

週刊朝日 2016年7月1日号


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春風亭一之輔

春風亭一之輔(しゅんぷうてい・いちのすけ)/1978年、千葉県生まれ。落語家。2001年、日本大学芸術学部卒業後、春風亭一朝に入門。新刊書籍『春風亭一之輔のおもしろ落語入門 おかわり!』(小学館)が絶賛発売中!

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