浅田均氏 (c)朝日新聞社
浅田均氏 (c)朝日新聞社

 6月上旬に自民党が実施した参院選の情勢調査。「もう橋下氏がいないのに、衝撃の数字」。結果を見た、大阪選出の自民党国会議員はため息をついた。

 調査結果では、自民の新顔松川るい氏が21%でトップ。3ポイント差で2位につけたのがおおさか維新の会(お維)新顔、浅田均氏。そして公明党現職、石川博崇氏が続き、4番手の当選圏内に入ったのがお維2人目の新顔、高木佳保里氏(43)だった。共産党新顔の渡部結氏と民進党現職の尾立源幸氏を数ポイント、リード。

 候補者2人目がなかなか決まらなかったおおさか維新の会。浅田氏一人だけかと思われたところ、突然、高木氏を擁立し、公認決定したのは6月3日。自民党の情勢調査はその翌日から実施されたものだった。

 シンデレラガールのように急浮上した高木氏。もともと自民党に所属し、堺市議を2期途中まで務めた。それが突然、お維に鞍替えし、参院選候補者となった。

 昨年春、大阪維新の会が訴える「大阪都構想」をめぐる住民投票は否決されたが、真っ向反対を叫んでいたのが高木氏だった。いまネットでは反対を声高に訴える高木氏の動画が拡散されている。

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