国立大医学部との学費格差は9.5倍 それでも首都圏では私立大に進む理由 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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国立大医学部との学費格差は9.5倍 それでも首都圏では私立大に進む理由

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国立大医学部との学費格差は9.5倍(※イメージ)

国立大医学部との学費格差は9.5倍(※イメージ)

 今年の医学部の志願者は国公立大は3.5%減で、私立大は2%増だった。

 国公立大では信州大や熊本大が後期を廃止したため、志願者減になったようだ。一方、私立大は37年ぶりに東北医科薬科大に医学部が新設されたこともあり志願者増。来年も国際医療福祉大に医学部が新設予定だ。駿台予備学校進学情報センター長の石原賢一さんがこう話す。

「医学部人気は続いています。他の理系学部の将来像がはっきり見えないのに対し、医師は安定している上に社会的ステータスも高い。今は地元に近いところを目指す傾向が顕著で、東西間の移動が減りました」

 かつて、北は旭川医科大から南は琉球大まで、医学部志望の受験生にとって、すべてが志望校と目される時代もあった。国公立大にこだわるのは、学費格差が大きいからだ。大学通信の調査では、国立大の学費は6年間でおよそ350万円。私立大は平均でその9.5倍の3320万円にもなる。国公立大志願者には滑り止めがないと言われるのは、そのためだ。

 浪人生が多いのも医学部の特徴だろう。現役合格者が5割以上なのは、上位50校で12位の桜蔭など9校だけだ。難関の東京大でも現役合格者の割合は65.7%だから、医学部入試のほうが厳しいといえる。


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