ホリエモンもびっくり? ダイエット界の“ラスボス”「もち麦」驚異のパワー

「運動もせず、食べる量も変えていないのに、本当に痩せるなんて驚きです」

 東京都世田谷区で米屋を営む泉淳子さん(52)。3月には62キロあった体重が、2カ月足らずで58キロまで落ちた。朝、晩と食べる白米に「もち麦」を混ぜているのが理由という。

「テレビで『健康的に痩せる』と紹介されていたのを見て、半信半疑で試してみたんです。いつもの白米に、もち麦を混ぜるだけで、他に変えた部分は一切なし。おなか回りもすっきりしたし、何より体調が良い。うれしくて、うちのお客さんにも積極的に薦めています」

 東京ミッドタウン内のレストラン「HAL YAMASHITA 東京」でオーナーシェフを務める山下春幸さんも、もち麦効果に感動した一人だ。何と、1年で14キロも痩せたという。

「シェフという職業柄、朝から晩まで試食や試作のためにすごい量を食べます。一方で、運動する時間はないし、店があるので早く寝ることもできない。これまでの生活は変えず、白米をもち麦入りに置き換えただけで、体重が激減しました」

 またまた、と訝しがる気持ちもわかるが、嘘のような本当の話だ。今の主流ともいえる「糖質オフ」や「炭水化物抜き」とは真逆の発想。主食である炭水化物をしっかりとりながらも体重を落とすという、驚きのダイエット界の新星、「もち麦」に、注目が集まっている。テレビ番組で紹介されたこともあってか、記者がまわった都内10軒(港区、世田谷区)のスーパーのうち、6軒は売り切れで入荷待ち。関連のレシピ本も都内大型書店数店で売り切れ、アマゾンでも入荷待ち状態が続くなど、売り場も大きく動いている。

 もち麦とは大麦の一種。米にも「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも「うるち性」と「もち性」がある。うるち性の大麦で一般的なのが、麦とろご飯でおなじみの「押し麦」。もち性にあたるのが、もち麦だ。

 もち麦ダイエットとは、冒頭の泉さんの証言どおり、普段食べている白米に、もち麦をプラスするだけのお手軽なもの。炊き上がりは、白米だけよりも、もっちりとした弾力がある。モチモチ、プチプチとした独特の食感で、食べ応えも十分だ。値段は500グラムで400~500円程度が多い。

 なぜダイエット効果があるのか。秘密は白米と比べて約25倍という圧倒的な食物繊維量にある)。食物繊維に詳しい青江誠一郎教授(大妻女子大学家政学部)は言う。

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