北原みのり「三浦瑠麗を真似してみた」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「三浦瑠麗を真似してみた」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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三浦瑠麗さんの話法を研究したら、なんと…(※イメージ)

三浦瑠麗さんの話法を研究したら、なんと…(※イメージ)

 そうすると、「びっくりするくらい、オジサンたちの受けがいい! 企画がすぐに通った!!!」と。

 彼女によれば、美人じゃなければ無理なのではないか、若くなければ無理ではないか、との心配は無用だという。つまり強く言う女の言葉には自動的に耳がふさがってしまうオジサンも、まず肯定され、自分の意見を解説されると、後にどんなに否定されても気がつかないらしい。

 さらに彼女が言うには、これまでビジネスウーマンの間で御法度とされてきた腕組みイン・フロント・オブ・オジサンもOKとのこと。なぜなら「三浦瑠麗さんもやっていたから」。腕組みしながら首を傾け黙っていると、何故か話が通りやすくなるという。オジサンは女のぎゃんぎゃんを嫌うが、とはいえ女の沈黙は怖いのだ。ここでは腕組みししゃべるのではなく、腕組みし黙るのがポイント。ということで、会社で疎まれる傾向のある女性の皆さん、試してみてください。

 女が理詰めで怒り、痛みを訴え、それはあ~た女性差別よ、と批判しても「ヒステリック」だとか「誹謗中傷だ」と逆切れする(最近の国会でそんなことありましたね)オジサン社会で、女の声を通すのは難しい。フェミを名乗った途端に危険人物扱いされる男尊女卑社会で、オジサンに一目置かれる女の技に、社会に怒り続けてきた女たちはため息をつきつつ、首を傾げ斜め下から上目遣いで語る術を……学ぶべきかどうか検討中です。

週刊朝日 2016年6月3日号


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北原みのり

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

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