「ダンスに光るものがあり、一緒にやりたいと思って声をかけました。見た目はギラギラしているのに、話すと謙虚で礼儀正しい好青年で、でも踊らせるとやっぱりギラギラしていて、インパクトがあった。粗削りでしたが、良いモノを持っているなという印象でした」

 KRUMPは飛躍的に上達し、大学在学中に全国大会で優勝。前出の小林直己に誘われて三代目 JSBに加入した。

「僕も加入を勧めたんですが、最初は、『ありがたいんですけど、就職も決まっている身なので考えさせてください』と、芸能界に興味がない感じでした。でも、『KRUMPはライフスタイルで大きな比率を占めているから、自分の中で極めたい』と決意したようです。真面目で真摯なガンちゃんなので、決意にはかなりの覚悟が必要だったはず。そんな姿や努力を人には見せないストイックさが、今でもありますね」(JUN氏)

週刊朝日  2016年6月3日号より抜粋