ベッキーの番組出演は“賭け”だった。放送の4日前に川谷が離婚を発表したため、「直後の復帰はできすぎでは?」と批判されていたこともあった。所属事務所のサンミュージックプロダクション関係者は放送直前、「この数日、社長がいらいらしている」と漏らしていた。相澤正久社長はベッキーの手紙を週刊文春に直接持っていくなど、今回の騒動で重要な役回りを演じている。サンミュージックは番組終了後に改めて騒動を謝罪し、今後の活動は「未定」とするファクスをメディアに流した。

 果たして今回の復帰劇は、ベッキーにとって吉と出たのか。芸能リポーターの井上公造さんは「納得できるものだった」と即答した。

「まず中居さんの進行がうまかった。厳しいことを聞きつつ目も潤んでいたし、両者間に信頼があるからこそベッキーも心を開き、奇跡的問答が生まれたと思う」

 ネットでも、<中居くん神対応><かっこいい>など中居を評価する声が多い。

 番組最後に「ゼロから、マイナスからがんばる」と宣言したベッキー。だが、今後も中居のような伴走者がいるとは限らない。自力走が果たせるかは未知数だ。

 一方の当事者の川谷。放送終了後にブログを更新し、「本当に申し訳ないことをした」と謝罪したが、<後出しじゃんけん><今さら>。ゲス批判が再燃中だ。

週刊朝日 2016年5月27日号