引退後の2009年、活躍した甲子園で笑顔を見せる (c)朝日新聞社
引退後の2009年、活躍した甲子園で笑顔を見せる (c)朝日新聞社

 覚醒剤取締法違反で起訴された清原和博被告(48)の初公判が5月17日、東京地裁で開かれた。

 清原被告は今、どんな心境なのか。関係者はこう話す。

「公判では、ただひたすら情状酌量を求めていくだけです。初犯だし、執行猶予は間違いない。ただ、使用と所持ですから、ちょっと多めの求刑になるかもしれない」

 清原被告は2月2日に逮捕、3月17日に保釈され、千葉県松戸市の千葉西総合病院に治療のため直行したが、4日後には極秘退院し、報道陣の前から姿を消した。

「保釈前の勾留された生活はかなりきつく、出所したときはなかなかうまく話せなかった。法廷をかなり気にしていて、『きつく報じられるかな』とナーバスになっているところもあります。佐々木さんの出廷が報じられると、感謝という言葉以外ないと涙ながらに話していました」(前出の関係者)

 自分がどこにいるのか知られることを極端に嫌がっているという。どんな様子なのか。別の知人男性はこう言う。

「清原は少しやせました。逮捕前からパトロンだった知人や娯楽施設のオーナーのところを出所後、挨拶に回り、勾留施設にいたときの話をしています。清原が『(勾留中は)いやー、大変でした』と話すと、オーナーらはねぎらいの言葉をかけていました」

 さらに、水面下では今回の経緯を綴る「懺悔録」の出版計画が進み、大手出版社2社の名前が挙がっているという。だが、覚醒剤に染まってしまった彼の復帰は不安視されている、と出版関係者は言う。

次のページ