根治率は約90% 40代にも広がる“不整脈”に最新治療 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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根治率は約90% 40代にも広がる“不整脈”に最新治療

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新しい治療法が登場!(※イメージ)

新しい治療法が登場!(※イメージ)

 先日亡くなったタレント前田健さん(44)の持病であるなど、一部の40代にも広がる不整脈。心臓の拍動が乱れる病気だが、新しい治療法が登場している。

 不整脈とは、心臓が筋肉を収縮させるために発する電気信号が乱れ、脈の打ち方に異常が出ること。動悸や息切れなど自覚症状があることもあるが、多くの場合、健康診断などの心電図検査で発覚する。

 不整脈は、拍動が速くなる(頻脈)、遅くなる(徐脈)、不規則になる(期外収縮)などの症状があり、生命の危機に直結しない「心房細動」と、生命の危険がある「心室細動」に分けられる。

 心房細動は、頻脈の代表的な病気だ。患者数は高齢者を中心に増加し、約150万人といわれる。加齢のほか、高血圧、糖尿病、肥満などの生活習慣病も一因になる。

 心臓の上半分「心房」が、1分間350回以上の速さで小刻みに震えて、正常に収縮しなくなるために起こる。左心房にある四つの肺静脈の出口付近で、異常な電気信号が発生していることが多い。

 動悸や息切れ、息苦しさなどが出てQOL(生活の質)が落ちることもある。血栓が生じて脳に流れれば、脳梗塞を引き起こすこともあるため、この病気自体が生命の危機に直結しないとはいえ、治療することが望ましい。脳梗塞のリスクは、心房細動のない人の約5倍にものぼる。

 治療には、抗不整脈薬や抗凝固薬による薬物療法と、カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)がある。

 カテーテルアブレーションとは、太もものつけ根から血管にカテーテルを挿入し、心房の患部まで到達させて、発作を起こす心筋を高周波で焼いて、異常な電気信号をブロックするというものだ。薬物療法で効果がない場合、日常に明らかに支障がある場合におこなわれる。このカテーテルアブレーションの新方式、高周波ホットバルーンカテーテルが注目を集めている。

 神奈川県在住の宮川隆一さん(仮名・65歳)も、ホットバルーンカテーテルを選択したひとりだ。


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