室井佑月 安保法廃止論に「犯人探しのきっかけができたじゃん」

連載「しがみつく女」

 最大野党の民進党。しかし、作家の室井佑月氏は、そこには与党との連立を狙う人たちのいることが透けて見えるという。

*  *  *
 4月3日のNHK「日曜討論」は、贔屓(ひいき)にしている山本太郎ちゃんの活躍を見たいがためつけていたが、ほかにも面白いところがあった。

 民進党の岡田代表と、自民党の高村副総裁の小競り合いだ。

 安保関連法は違憲か合憲かというところから、国会で安保関連法廃止法案を話し合うべきか、そうしなくてもいいのか、という流れになり、最後は「嘘つき!」「嘘ついてないもん!」みたいな言い争いとなった。

岡田「安倍首相は法律が成立したとき、『国民にこれからも丁寧に説明していく』と言ったが全く説明していない」

高村「しています」

岡田「(廃止)法案審議のなかで説明すればいい」

高村「我々はずっと説明して回っている」

 この後、司会者に振られて、共産党の志位委員長が、さきほどの岡田さんの話を、もっと丁寧に述べた。

 すると、いきなり高村さんが奇妙なことを言い出したのだ。

「2週間ぐらい前に自民党の国会対策委員会(の関係者)に『(廃止法案を)審議するの』と聞いたが、日本共産党からは『審議しろ』という話があるが、当時の民主党からは一度もない。ましてや、一部の民主党議員は『審議しないでくれ』とまで言ってきている」と。

 もちろん、岡田さんは怒った。ファイアー!

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