室井佑月 安保法廃止論に「犯人探しのきっかけができたじゃん」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月 安保法廃止論に「犯人探しのきっかけができたじゃん」

連載「しがみつく女」

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「日曜討論」をつけていたら、面白いところが…(※イメージ)

「日曜討論」をつけていたら、面白いところが…(※イメージ)

岡田「そんな失礼な話はない。取り消せ!」

高村「取り消さない」

岡田「(根拠を)明確にしろ」

高村「明確にしてもいい」

 と、ここでまた共産党の志位さんが岡田さんのサポートに出た。

志位「事実関係として(衆院)議運委員会の場で、民進党も共産党も共同して(審議すべきだと)要求している。これが事実だ」

 それから、公明党の山口さんが話を振られ、国際的なことを考えるとうんぬんと通り一遍の話をする。が、その後、おおさか維新の片山共同代表に話が振られ、彼は安保関連法廃止法案についてもっと審議をしたほうがいいとしながら、

「いろんな人から『どうも与党も野党もやりたくないらしい』といううわさが流れている」

 と話を蒸し返したのだった。

 番組を見ているあたしは思ったね。案外、民進党の岡田さんと共産党の志位さんは協力ができている。でも、野党の中には、あわよくば今の与党との連立狙いが透けて見えたりするところもある。そして、いちばんヤバいのは、最大野党の民進党の中にも、そういう者がいるってこと。

 この番組を利用し、岡田さんは高村さんに詰め寄って、犯人探しをすべきじゃないか。高村さんが「明確にしてもいい」といっているのだし。ここで動かないと、民進党自体が安保関連法廃止法案についてこれ以上、ほんとうは審議したくないようだ、そう思う人も出てくるだろうね。

 そうそう、太郎ちゃんは今回も安定した素晴らしい活躍でした。天晴(あっぱ)れ!

週刊朝日 2016年4月29日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

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