ビストロ シロ.手前はシロ特製ブイヤベース3600円。魚介類の濃厚な出汁に負けない、樽香のするしっかりした白ワインを合わせたい。奥は、ヤリイカのグリルと春野菜 木の芽の風味1500円(撮影/写真部・大嶋千尋)
ビストロ シロ.
手前はシロ特製ブイヤベース3600円。魚介類の濃厚な出汁に負けない、樽香のするしっかりした白ワインを合わせたい。奥は、ヤリイカのグリルと春野菜 木の芽の風味1500円(撮影/写真部・大嶋千尋)

 閣僚や議員の暴走や辞任が続くなか、安倍晋三首相が訪ねたレストランは和食も洋食も高級店ばかり!各店の看板料理を並べてみると見ているだけで涎(よだれ)が出そう。「おれも食いたい!!」と熱望しながら財布が心配な方々には、目で楽しんでいただきましょう。

◇赤坂ジパング/懐石から創作料理まで「なだ万」の味を満喫

天保元(1830)年に創業した日本料理店「なだ万」が、2000年に現・赤坂エクセルホテル東急の最上階に開いた。正統派の懐石料理だけでなく、アラカルトも豊富。「老舗はいつも新しい」をコンセプトに様々な料理を提供する。前ページで紹介した生雲丹プリンは、雲丹をクリームに溶かし込み、醤油で味を調えたビーフコンソメゼリーを添えた。香港の店舗で提供したこともあり、世界中のVIPから愛される前菜。首相は2月12日に、産経新聞論説委員らと来店。

東京都千代田区永田町2‐14‐3 赤坂エクセルホテル東急14階/営平日17:00~23:00L.O.(バーは25:30L.O.)、土日祝17:00~22:30L.O.(バーも同時間)/休:なし

◇ビストロ シロ. /オープンキッチンの魚介類専門ビストロ

肉料理は一切置かないという異色のビストロ。食の激戦地である東京・恵比寿で2008年に開業する際、他店との差別化として魚介料理一本でいくことにした。看板メニューは、日本人の舌に合うようにアレンジしたブイヤベース。鯛、海老、蛤、帆立などの出汁が利いていて、これなら和食党からも愛されそうだ。1階はオープンキッチンでかなりカジュアルな雰囲気だが、2階は瀟洒なレストラン風、3階に個室がある。首相は3月12日に、昭恵夫人らと来店。

東京都渋谷区東3‐9‐12/営11:30~14:00L.O. 、18:00~21:30食事L.O. 、22:00飲み物L.O. /休:年末年始のみ

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