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あ、産経新聞に喧嘩を売っているわけじゃないから。つづきが読みたいといっているだけ。
なんでか知らないが、産経ニュースはネットニュースのトップに挙げられることが多い。つまり、それを事実としてしまう人がかなりいる。
ネットニュースを書いている会社の方に聞いたが、右寄りの記事を書くと、ヒット数が高くなって儲かるんだとか。
その結果、その手の記事が多くなり、それが事実となってしまうような怖さがないか?
そして、疑問を持つ人間や、口を挟もうとする人間は、「中国(または北朝鮮)の工作員」となる。なぁに、「……との情報を得、極秘に調査しているところ」とつづければ問題ない。
そういえば、『正論』という雑誌に、室井佑月はもともと何の専門家でもなく、特別な見識があるわけでもないから、公共の電波に出すなってなことを、書かれたみたいだ。
ありがとうございます、あたしなんかのことを気にかけていただいて。あたしの出ているテレビを観ていただいて。
何の専門家でもなく、特別な見識などない小物のあたしなどほっといてくれたらいいのに。
今の政権が許せない人、インテリ層に多くいますよ。ノーベル賞受賞者とか、有名な法学者とか。もしかして、立派な肩書相手じゃ怖い? そういうことを気にするタイプですか?
※週刊朝日 2016年3月18日号

室井佑月
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中
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