動物写真家の岩合光昭さんの世界のを訪ねる旅をお送りする。今回は、キューバ・ハバナの猫。

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 キューバの首都、ハバナ。世界遺産に登録されている旧市街は、コロニアル様式の建造物が残り、1950年代のアメリカのクラシックカーが走る、趣のある地域だ。

 車の輸入規制があったキューバは、新車の入手が困難だったため、50、60年代の車が現役で活躍する「クラシックカー天国」としても知られる。

 カラフルな車の下は、猫たちの通り道。オスに追いかけられたメス猫が突然姿を現した。

 人も猫も、ラテン系。にゃんとも情熱的です。

岩合光昭(いわごう・みつあき)
1950年生まれ。動物写真家。NHK BSプレミアムにて「岩合光昭の世界ネコ歩き」放送中。

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週刊朝日  2016年3月18日号

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岩合光昭

岩合光昭

岩合光昭(いわごう・みつあき)/1950年生まれ。動物写真家。1980年雑誌「アサヒグラフ」での連載「海からの手紙」で第5回木村伊兵衛写真賞を受賞。1982~84年アフリカ・タンザニアのセレンゲティ国立公園に滞在。このとき撮影した写真集『おきて』が全世界でベストセラーに。1986年ライオンの親子の写真が、米「ナショナルジオグラフィック」誌の表紙に。94年、スノーモンキーの写真で、日本人として唯一、2度目の表紙を飾る。2012年NHK BSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」のオンエア開始。著書に『日本のねこみち』『世界のねこみち』『岩合光昭写真集 猫にまた旅』『ふるさとのねこ』『ネコを撮る』『ネコへの恋文』など多数。初監督作品となる映画「ねことじいちゃん」のBlu-rayとDVDが発売中。

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