“ドボジョ” は「土木」の救世主か? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“ドボジョ” は「土木」の救世主か?

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土木女子!

清文社編集部編集

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 土木の分野も、現在は女子学生の選択肢の一つになった。先ほどの文科省のデータによると、土木建築工学を学ぶ大学1年生は、1970年の172人に対し、2015年は2751人。現在、どの大学の土木系学科でも「コンスタントに10~20%ほどは女性がいる」(桑野教授)という。

 桑野教授は「土木技術者女性の会」の会長を務める。かつては少なかった土木女子だが、会には、企業や官公庁で働く技術者、研究者、学生など250人の女性が集まる。

「今は現場に女性がいるのが当たり前の時代です。防災の分野などを中心に、学んだことは人の命を守る仕事につながります。市民生活に直結する仕事なので、女性が活躍できる場も多く、目指すには間違いなくいいタイミングだと思います」

“ドボジョの風”に女子学生が乗ってくるまでにはもう少しかかりそうだが、進路選択で理系を考える女子学生にとっては狙い目かもしれない。

 リケジョ、ノケジョ、ドボジョ──。さまざまな呼び方が誕生しているのも、理系で学び、活躍する女性がたくさん登場している証拠でもある。

「ミス東京理科大コンテスト2015」準グランプリに選ばれた工学部第一部2年の谷川未央さん(20)はこう話す。

「私は理系に進むことに何の違和感もなかったので、リケジョと言われても、自分には関係ない感じがしています。そう思う人が増えてほしいし、理系を選ぶことが特別視されなくなるといいな、と思います」

 理系女子が当たり前になり、リケジョの言葉自体がなくなる日も、そう遠くはないだろう。

週刊朝日 2016年3月18日号より抜粋


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