スクープ“幻の予算案”入手 安倍政権に揺さぶられる籾井NHKの墓穴 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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スクープ“幻の予算案”入手 安倍政権に揺さぶられる籾井NHKの墓穴

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国会で答弁する籾井NHK会長 (c)朝日新聞社

国会で答弁する籾井NHK会長 (c)朝日新聞社

 予算案は最高機関であるNHK経営委員会に諮られるが、11月24日の経営委にかけられた予算案では事業収入を7016億円として了承されていたのが、この資料では6979億円と修正していた。

 昨年2月末まで経営委・委員長代行を務めた上村達男・早稲田大学教授(会社法・資本市場法)はこう驚いた。

「経営委に出した予算案を二転三転することは通常ありえません。異常事態です」

 実は12月8日朝、毎日新聞の報道で、NHK子会社による土地購入問題が発覚した。籾井会長らが経営委に諮らないまま、約350億円で東京都渋谷区の土地を購入する計画を進めていたというのだ。NHK本体は土地購入に関わらないが、調達に伴い子会社からの配当が減るため、事業収入を減額した予算修正を行おうとしたというわけだ。

 同日、経営委に先立ち開かれた、執行部による理事会の議事録によると、塚田祐之専務理事(当時)はこう発言している。

「関連団体の土地取得の関係で、一部『予算編成方針』からの変更がありますが、土地購入の申し込み期限は12月18日ということなので、各関連団体の手続きを経てから、本件についても12月22日の経営委員会で報告するということでも良いのではないでしょうか」

 だが、このとき、籾井会長は「特別延ばす理由もないので、原案通り了承し、本日の経営委員会に諮ります」と、この修正案を理事会で了承させた。


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