北原みのり「育休取得に『政治生命をかける』って」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「育休取得に『政治生命をかける』って」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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普通のことを大げさに、危険なことを軽々しく言う政治家、信用できないです(※イメージ)

普通のことを大げさに、危険なことを軽々しく言う政治家、信用できないです(※イメージ)

 作家・北原みのり氏の週刊朝日連載「ニッポンスッポンポンNEO」。今回は、議員辞職を表明した宮崎謙介議員について。

*  *  *
 「政治生命をかけて育休を取る」と言っていた宮崎謙介議員の不倫が報道された。簡単に「命かける」とか言っちゃう男の人って、やっぱり信用できないですね。さっそく「ゲス不倫」と、絶妙な命名されちゃって、各方面から怒りの声があがってる。そりゃそうよね、育休運動していた人には迷惑だし、この件に関して彼を応援していた人は少なくないし。

 ……でも、どこかで、「やっぱりね」と思ってしまったのは、私だけでしょうか。

 宮崎議員が「イクメン議員」として報道された頃、彼のブログなどを読んだことがある。今日は誰と握手しました~、といった内容が中心のブログなのだけど、例えば育休を先輩議員に反対された時など、彼はこう決意を表明する。

「私は自分の信念を通し日本の新時代を切り開くことを固く決意しました」

 ま、いいんだけどね……なんか大げさなんだよね。一方、例えば去年6月、憲法審査会で自民党推薦の参考人が安保法案を違憲だと答えたことについては、「(憲法審査会を)政争の具に使わないでいただきたいというのが私の率直な感想です」と、なんとも軽い率直なご感想で、驚いちゃうんですよね。

 普通のことを大げさに、危険なことを軽々しく言う政治家、信用できないです。「ゲス不倫」の教訓は、たとえ「言っていることが正しく」聞こえても、言葉の軽い政治家は警戒すべき、ということではないかと、肝に銘じたいと思います。


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