松坂大輔が復活する条件 東尾修の意見とは? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松坂大輔が復活する条件 東尾修の意見とは?

連載「ときどきビーンボール」

週刊朝日#東尾修
昨季は1軍登板がなく、復活をめざすソフトバンクの松坂=1月28日 (c)朝日新聞社

昨季は1軍登板がなく、復活をめざすソフトバンクの松坂=1月28日 (c)朝日新聞社

 その癖を直すのは容易なことではないよ。時間をかけながらサビを落としていく必要がある。3~4月を経て、シーズン終盤にどんな形になっているか。試合で結果を残しながら、長期的スパンで、少しずつ改善していこうと考えているはずだ。

 ソフトバンクには、大輔と同世代の和田も加入した。連覇を目指すチーム力を維持、向上させていくには「競争力」が必要だ。工藤公康監督は武田、バンデンハークの二枚看板を軸に、摂津や和田、大輔などのベテランをどう組み合わせるのか、考えどころだ。

 やっぱり和田や大輔が若手の壁にならないと。若い投手に「この壁を越えないと先発ローテーションに入れない」と思わせ、チーム内の競争意識を高めるキーマンになれるかどうか。

 私も、西武の現役時代に公康や渡辺久信が入ってきたとき、「負けてたまるか」という意識を持ったし、それが素晴らしい緊張感と張り合いになっていた。そうした「内なる戦い」のレベルが高くないと、常勝球団は築けない。

 同時に、ベテランが不調に陥ったとき、どう戦うかも大事だ。指揮官には「勝つため」でなく「勝ち続けるため」という視点も必要になってくる。

 大輔は昨年のオープン戦で、雪の降る屋外球場で投げることもあった。特別扱いをせず、登板機会を平等に与える意図が首脳陣にあったのかもしれない。でも、今回は正真正銘の故障明け。ドーム球場での登板を配慮してやってほしいね。

週刊朝日  2016年2月12日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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