AC-ACE1954年/イギリス「このクルマでイタリアのクラシックカーラリー『ミッレミリア』に初参戦し、ナショナルトロフィーを獲得しました。僕とこのクルマ、とても相性がいいです」とオーナーの東儀秀樹さん(撮影/山本倫子)
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AC-ACE
1954年/イギリス

「このクルマでイタリアのクラシックカーラリー『ミッレミリア』に初参戦し、ナショナルトロフィーを獲得しました。僕とこのクルマ、とても相性がいいです」とオーナーの東儀秀樹さん(撮影/山本倫子)

 クルマは単に移動の手段ではない。姿を愛で、ハンドルを握り、エンジン音に耳を傾ける。五感で楽しむものだ。そんな大人の趣味を持つ、クラシックカー好き3人が、自慢の一台を披露する。

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 まずは「AC‐ACE」(1954年/イギリス)。

「このクルマでイタリアのクラシックカーラリー『ミッレミリア』に初参戦し、ナショナルトロフィーを獲得しました。僕とこのクルマ、とても相性がいいです」とオーナーの東儀秀樹さん。

 続いての1台は「ランチア・アウレリア B24S コンバーチブル」(1956年/イタリア)。

「ランチアは戦前は乱車と表現されていたそうです。フィアットの傘下に入る前は技術的にも革新的で、乱車とは言い得て妙だ」とオーナーであり、ランチア・クラブ・ジャパン会長でもある星野茂さん。

 最後は「ポルシェ 356」(1963年/ドイツ)。

 オーナーの森田隆さんは「クラシックカーであっても、私にとってクルマは飾り物ではなく乗って楽しむもの。だから、このポルシェも普段の足です。このクルマで経営する茨城の医療法人と、東京の自宅を行き来するのも楽しいですね」と誇らしげ。

週刊朝日 2016年2月5日号より抜粋