室井佑月「とにかく、民主党の岡田代表にはがっかりだ」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

室井佑月「とにかく、民主党の岡田代表にはがっかりだ」

連載「しがみつく女」

このエントリーをはてなブックマークに追加
選挙で野党がまとまるのはそんなに難しいこと?(※イメージ)

選挙で野党がまとまるのはそんなに難しいこと?(※イメージ)

 つまり、判断材料をもっとくれといってる。が、「……を利するだけ」という言葉に潰される。

 とにかく、民主党の岡田代表にはがっかりだ。

 戦争法を廃止する、立憲主義を回復する、その2点の共通した意思で、安倍政権を倒そうとする野党がまとまるのはそんなに難しいことなのか?

 今後の選挙で、国民が示してほしいのは、そういったわかりやすい構図だ。

 岡田さんは共産党と組むと、民主党支持者で共産党が嫌いな人が離れると思っているみたいだが、民主党支持者で共産党が嫌いな人は何%くらいいる? そして、共産党とは絶対に組めないといっている議員は何人いる? そもそも現在、民主党の支持率は、自民党の支持率と比較にならない。多数を占める無党派層から票を集めることを考えなきゃ、絶対に勝てないっつーの。

 どうせなら、党内で公開討論会を開いてよ。戦争法廃止、立憲主義の回復、安倍政権打倒、多くの国民が望むそれらのことより、共産党が嫌いだからと瑣末なことをいっている議員の顔を見てみたい。

 それはいち有権者として、選挙のときの判断材料になる。

 あーあ、最大野党の党首である岡田さんがこんなんじゃ、恐ろしく強い安倍政権を倒すなんて、なんだか夜見る夢のような話の気がしてきたわ。そう感じ、振り上げた拳を下ろす人もいるんじゃないか。

週刊朝日 2016年2月5日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい