波瑠の凜とした佇まいや、柔らかな表情に毎朝、元気をもらう人も多いのではないだろうか。NHK連続テレビ小説「あさが来た」では、日本初の女性実業家で明治の“女傑”と言われた広岡浅子がモデルの、ヒロインを演じる。
「おとなしいと思われがちですが、子どものころは男の子に交じって遊んだりしていて。今もさっぱりした性格ですね」
デビュー10年。順風満帆な俳優人生ではなかった。
「仕事がなかったり、悩む時期もあったり。下積みも長かったです」
4度目の挑戦で朝ドラ主演の座を射止めた。2015年について聞いてみると、「ブレークと言われますが、実感はないですね。ヒロインはセットの中だけで、私の生活は至って普通(笑)。大阪の街中を自転車で買い物に行ったりしていますし」。
16年は大きな節目の年だ。
「朝ドラで得た経験を大切にしつつも、それにとらわれず、挑戦していきたいですね」
※週刊朝日 2016年1月15日号