「今回は特別」という箱根駅伝 注目選手たちに迫る (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「今回は特別」という箱根駅伝 注目選手たちに迫る

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1月2、3の両日に行われる箱根駅伝は、幾多のドラマを生み出してきた…(写真はイメージ)

1月2、3の両日に行われる箱根駅伝は、幾多のドラマを生み出してきた…(写真はイメージ)

 11月30日、箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(以下、学連)が4区と5区の区間距離の変更を検討すると発表した。早ければ17年の93回大会から4区を延長、5区を短縮する方向だ。学連の日隈広至総務委員長は、こう説明する。

「小田原中継所が今の場所になったのは82回大会から。協力して頂いていた鈴廣さんの駐車場の工事に伴うものでした。5区を約2.5キロのばしてマラソンランナーを、4区を短くしてスピードランナーを育てよう、という意味もあった」

 しかし15年まで10回やってみて、5区で、昔はなかった低体温、低血糖による途中棄権が増えた。日隈氏が続ける。

「全体的には底上げされたものの、トップレベルは期待ほど伸びていない。4区を短くしたことで、マラソンに順応できる選手の芽を摘み取ってしまったのでは、という反省もあります」

 5区と言えば、過去10大会中7大会でココを制した大学が総合優勝。「全体に占めるウェートが高くなりすぎ」と指摘されていることも背景にあるようだ。

 ところで、6月下旬にあった箱根山の小規模噴火で、駅伝はどうなるの?と心配されていた方も多いだろう。

「関東大震災のあとでも開催され、中止になったのは太平洋戦争時だけですが、最優先されるべきは地元の方の安全です。道路は避難に使われるべきで、駅伝をやりたい、と言える立場ではありません。11月20日に噴火警戒レベルが1になり、これは平常時ということで、安心しています」(日隈氏)

“山の神”の祝福と見るべきか。

(スポーツライター・渡辺勘郎)

週刊朝日  2016年1月1-8日号より抜粋


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