東尾修「今の選手はうらやましい。でも…」高騰する年俸に苦言 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修「今の選手はうらやましい。でも…」高騰する年俸に苦言

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修

推定年俸2億円で契約を更改した大谷。報道陣からケーキが贈られた=12月4日、札幌ドーム (c)朝日新聞社

推定年俸2億円で契約を更改した大谷。報道陣からケーキが贈られた=12月4日、札幌ドーム (c)朝日新聞社

 年の瀬が近づき、プロ野球の契約更改交渉も佳境を迎えている。西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、年俸に対する自覚を持ってほしいという。

*  *  *
 プロ野球の契約更改交渉も終わりつつある。年末に向けて、選手たちも自主トレへと気持ちを切り替える時期になった。

 それにしても、各選手の年俸の上下幅が本当に大きいよな。日本ハムの大谷が1億円から倍増の2億円になった。トリプルスリーを達成したヤクルト・山田も2015年の8千万円から2億2千万円に。顕著な働きをすれば、すぐに1億円くらい上がる。一方で、巨人の杉内は5億円から基本年俸5千万円に。ある程度は出来高でリカバーできるとはいえ、驚いたね。

 オリックスの金子はFA残留で14年に結んだ4年20億円の契約が残っており、現状維持の5億円で更改。「罪悪感と悔しさがある」と話した記事を目にした。5億円が当たり前となった日本球界。夢を売る職業だし、プロ選手として、年俸も選手の評価の一つではある。ただ、選手は責任感を持たなきゃいけないよな。

 翌年にFA権を手にする選手に対し、各球団は大型複数年契約を結ぶ時代になった。契約年数だけ決めておいて、1年ごとの変動制を組む選手も多い。出来高も含めていろんな契約形態があって、球団も大変だよ。代理人交渉が認められて10年以上たつが、契約は年々複雑化している。

 一つ気になったことがある。労組・日本プロ野球選手会で、FA権を行使しての「宣言残留」を認めない方針を球団が公表することは、「選手への圧力になる」との声が上がったという。「圧力」というのはどうだろう。


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