佐藤亮子さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)
佐藤亮子さん(撮影/写真部・堀内慶太郎)

 大学入試センター試験(来年1月16、17日)が迫る。冬休み以降の残された時間をどう活用するか。息子3人を東大理IIIに合格させた“プロママ”佐藤亮子さんが受験生と保護者に秘策を伝授する。

「3人の息子たちは、センター試験直前の冬休みには食事、風呂、トイレ以外は猛勉強。毎日15時間ぐらい机に向かっていました」

 佐藤亮子さんは、息子3人のそれぞれの受験生時代を振り返って言う。「受験に恋愛はムダ」という発言が賛否両論を巻き起こしたが、今もその考えはまったく変わっていないという。

「受験は、人生の大事な節目です。自分の人生を懸けて臨む入試の直前には、テレビを見たい、ゲームしたい、恋愛したいといった欲求を我慢することが大事。今日の1日は合格につながる1日です。勉強に打ち込み、自信を持って受験しましょう」

 この冬休みの学習方法について、こう助言する。

「2次試験のことは考えず、センター試験対策だけを考えてください。センターで点を取らないと、2次試験を受けられない大学もあります。センターの過去問(過去問題集)やセンター用の問題集をひたすら解き、あやふやな知識を確実なものにしましょう。センターでしっかり点を取れば、未来が開けます」

 過去問を解くにはコツがあるという。

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