フジテレビは戦う気なし?(※イメージ)
フジテレビは戦う気なし?(※イメージ)

 一年の最後は華々しくと、各局が力を入れる年末番組。視聴率低迷が顕著なフジテレビ、そして目玉不足と言われる紅白はどうなるのか。業界の裏の裏まで知り尽くしたスポーツ紙記者A氏、芸能リポーターB氏、週刊誌記者C氏が語る。

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C:ジャニーズの年に一度の大イベント“カウントダウンコンサート”が、2年ぶりにフジテレビ系で生放送されることも決定しました。フジテレビには朗報でしたが、視聴率では日本テレビ、テレビ朝日、TBSどころか、テレビ東京に負けていることも……。“振り向けばテレ東”がいない、視聴率低迷は深刻な問題です。

A:追い打ちをかけるかのように打撃を与えたのは、平均視聴率10.4%と大惨敗した「FNS27時間テレビ」でした。明石家さんま、中居正広、AKB48、EXILEなど超豪華布陣で臨んだにもかかわらず数字が伸びなかったのは痛かったようですね。大みそかには起死回生をはかるのかと思いきや、矢野武アナウンサーと小池栄子が司会を務める新格闘技イベントの「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND‐PRIX 2015」の中継です。

B:日本テレビは恒例の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」、TBSはトップアスリートたちが真剣勝負を繰り広げる「KYOKUGEN」でMCにはビートたけしと爆笑問題を起用している。これらと比較しても、フジは戦う気もないのかと思われてしまうほど、パンチに欠けています。

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