そのお味は?「究極の地ワイン」造り目指した山梨ワイン 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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そのお味は?「究極の地ワイン」造り目指した山梨ワイン

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 フード&ワインジャーナリストの鹿取(かとり)みゆきさんが、日本ワインを紹介する。今回は、山梨県山梨市の「それいゆ メルロ2013(赤)」。

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 甲府盆地北東に位置する山梨県の日下部地区。住宅地の小道を走ると、ワイナリー「旭洋酒」がひょっこりと姿を現す。鈴木剛さんと妻の順子さんは14年間、ここを営む。目指すは「究極の地ワイン」造りだ。

「日本では、ワインを高級ブランド商品のように扱いがちです。ワインは土地に暮らす人がその地に根付いたブドウで醸す地酒であり、農産物だと考えています」。そう話すのは、栽培を担当する順子さん。気候や土壌など、風土を吸い込んだ、土の香りがする地酒という意味で、地ワインと呼んでいる。「究極」という言葉は、天候に恵まれた年も厳しい年も、それを受け入れ、自然に寄り添うという、覚悟の表れだろうか。

「それいゆ メルロ」は自社農園のメルロで造られる。欧州系の品種だが、甲府盆地でも色づきが良く、糖度の高い黒ブドウが取れる。この地に根付く可能性を持つと二人が感じているブドウだ。選りすぐった粒で仕上げたワインは、口あたりは、とても柔らかく、味わいはやさしい。

週刊朝日  2015年12月18日号


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