室井佑月 イスラムと西側欧米諸国の「泥仕合にあまりかかわらないで」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月 イスラムと西側欧米諸国の「泥仕合にあまりかかわらないで」

連載「しがみつく女」

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日本もついに宣戦布告されてしまった…(※イメージ)

日本もついに宣戦布告されてしまった…(※イメージ)

 フランスでテロを起こしたイスラム国。日本もついに宣戦布告されてしまったが、作家の室井佑月氏は、被害に遭わないためにも日本は「イスラム側とも西側欧米諸国側とも距離を置いてほしい」と願う。

*  *  *
「フランスとロシアは11月17日、シリアにある過激派組織『イスラム国』の拠点を空爆した。13日のパリ同時多発攻撃と10月のロシア旅客機墜落に関与したイスラム国への報復が目的で、両国はさらなる攻撃強化に向けて連携に動いている」

 というロイター通信の記事。その後、さらなるつづきがあって、

「米国からパリに向かっていたエールフランスの旅客機2便が17日夜(日本時間18日午前)、『爆破予告』を受けて緊急着陸した」

 今後も世界中で爆破予告はあるだろうか。人命がかかっているから、そのたび世の中の動きを止めなくてはならない。実際に殺されてしまった人もいるのだし。

 無差別に人を殺すテロは許せない。早く消えてなくなれと思う。

 しかし、感情的なことは置いといて、テロをなくすための具体案はないんじゃないかとも思う。

 現在、西側欧米諸国やロシアが行っている空爆が、功を奏しているとは思えない。

 家族や恋人を殺された報復に燃える人だっていることだし、同族感情から西側欧米諸国を憎む人も出てくるはずだ。

 そしてまたテロが起こり、それに対して報復し……。その戦いに終わりはあるのだろうか。

 何度もいうが、無差別に人を殺すテロは許せない。けれど見方を変えれば、向こうだって無差別に人を殺す空爆は許せない、そう思っているのかも。


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