プレミア12韓国戦の逆転負け 東尾修「首脳陣で反省・検証してほしい」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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プレミア12韓国戦の逆転負け 東尾修「首脳陣で反省・検証してほしい」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
韓国戦で小久保監督(右)から交代を告げられる松井裕(中) (c)朝日新聞社

韓国戦で小久保監督(右)から交代を告げられる松井裕(中) (c)朝日新聞社

 西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、野球の国際大会「プレミア12」の韓国戦逆転負けを検証した。

*  *  *
 国際大会「プレミア12」で、日本代表は3位に終わった。3―0でリードしながら最終回に逆転されて敗れた準決勝・韓国戦をめぐっては、いろいろな意見が出された。私の考えを述べたい。

 まず、先発の大谷(日本ハム)は素晴らしかった。11月8日の開幕戦でも6回無失点だったが、このときは本来の出来ではなかったと思われる。力んで左肩が開き、顔と右腕で引っ張り込むような投げ方だった。準決勝では力みが消え、体の中心線に近い位置で腕を振れていた。7回で85球。開幕戦では91球を投じたが、疲労度は準決勝のほうがずっと少なかったろう。理想的なバランスで投げていたので、球速160キロを連投していたとしても、スタミナは切れていなかったと推察できる。

 勝負を分けた九回の継投についてはどうか。

 八回から登板した則本(楽天)が続投した。首脳陣は、則本をこの大会での救援陣の柱に据えたのだから、続投について外部がとやかく言うべきではない。

 問題は、このとき次の投手を準備させていたかどうかだ。韓国打線はこの回、先頭から代打が連続して安打を放ち、一、二塁とした。だが、ベンチは間を置くこともなかった。

 ここで1番打者に左翼線二塁打を打たれ、2点差とされ、無死二、三塁となる。ここで、私は松井裕を投入すべきだったと思う。四球の不安を抱える松井裕は「腕を振れる」状況で出すべきなのだ。「一塁は空いている。思い切って勝負してくれ」という余裕を与えないと。満塁になってからの投入では、四球を恐れて腕を振れない。


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