韓国に敗れ、インタビューに応じる小久保裕紀監督 (c)朝日新聞社
韓国に敗れ、インタビューに応じる小久保裕紀監督 (c)朝日新聞社

 本気なのは日本と韓国ぐらい、などと揶揄(やゆ)された「世界野球WBSCプレミア12」。東京ドームの準決勝で、韓国にまさかの敗戦、というドッチラケの結末……。米メジャーで侍ジャパンの評価は暴落かと思いきや。「負けたのは小久保(裕紀)監督の采配が悪かったから。選手の評価に影響ありません」(メジャー球団スカウト)

 ならばと、具体的に聞いてみた。まず、11月24日、球団にメジャー行きを直訴したマエケンこと前田健太投手(27)。球団がポスティング移籍を認めたら争奪戦必至とのマエ評判だが。

「ダルビッシュや田中将大のように日本の投手はメジャーに行くと、ほとんど故障。以前から故障がちだったマエケンに対してメジャー球団は皆、不安視してますから、契約総額もダルや田中みたいな数字にはなりません。入札額は限度いっぱいの2千万ドルとしても、契約は5年6千万ドル程度、日本円で総額100億円ぐらいの話になるんじゃないですか」(スポーツ紙デスク)

 後続が打たれて試合は敗れたものの、準決勝で先発して韓国を7回1安打11奪三振無失点に抑え、メジャー球団幹部に「今夜メジャーで投げても通用する」と言わしめた大谷翔平(21)は? メジャーの別のスカウトは、こう語っていた。

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