北原みのり「韓国にもある女性嫌悪」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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北原みのり「韓国にもある女性嫌悪」

連載「ニッポン スッポンポンNEO」

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北原氏は、社会に存在する女性嫌悪を認識することが差別をなくす一歩だという(※イメージ)

北原氏は、社会に存在する女性嫌悪を認識することが差別をなくす一歩だという(※イメージ)

 確かに「女」という言葉から差別的意味は薄まった。それでも完全になくなったわけではない。差別を孕んだ言葉を使う私たちの社会に、女性嫌悪は宿命のようにつきまとう。

 こういうことを言うと、必ず、もう200%必ず「気にしすぎ」「被害妄想だ」と言われるのだけれど、まずは「この社会は女性嫌悪に満ちているのだ」と認識することが、差別をなくしていく一歩だと、私は思う。

 なぜなら、差別とは、誰にとっても見えるものではないから。それは社会秩序として認識され、文化として持続され、私たちの社会の空気として、そして権力が権力を維持するために利用される。乗り越えていくのは、簡単ではない。だからこそ、「ここに差別がある」と、みんなが認めることが最初の一歩なのだ。

 そういう意味で、韓国で「この国がいかに女性差別的社会か」ということが大きく語られるようになったことは、とても意味がある。ああこの件は書きたいこといっぱい。

週刊朝日  2015年11月20日号


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北原みのり

北原みのり(きたはら・みのり)/1970年生まれ。作家、女性のためのセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」代表

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