冴羽役で絶賛の上川隆也「演技はルービックキューブ」

週刊朝日#ドラマ
 人気アニメの実写化には批判がつきものだが、ドラマ「エンジェル・ハート」で冴羽(さえば)りょう(※)を演じる上川隆也さんには、絶賛の声が上がる。

 冴羽りょうといえば、超一流のスイーパー(始末屋)にして大の女好き。「自分との共通点は微塵(みじん)もない」(上川さん)と言うが、さすが劇団出身の実力派。わざとらしい物真似や大げさな演技もなしに、ごく自然と見る者を「エンジェル・ハート」の世界に引き込んでしまう。

「役柄を演じるというのは、ルービックキューブで色の違う面を見せる感じというか、三角柱が角度によって違う形に見える感じというか。僕自身は何ら変わらなくて、アプローチの方法が違うんです。役者として、なるべく面の多い存在でいたいとは思います」

 丁寧な言葉でゆっくりと答え、ときには数十秒熟考して的確な言葉を探す。発言の意図がこちらに伝わるまで、言葉を変えて何度も説明してくれる。多面体の芯にあるものは、真面目さと誠実さに違いない。

※りょう…環境依存文字のため、ひらがなで表記。元の字はけものへんに「寮」

週刊朝日 2015年11月20日号

続きを読む

この記事にコメントをする

TwitterでAERA dot.をフォロー

@dot_asahi_pubさんをフォロー

FacebookでAERA dot.の記事をチェック