サッカー元日本代表 ハリルジャパンの“死角”を叱る 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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サッカー元日本代表 ハリルジャパンの“死角”を叱る

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ハリルホジッチ監督の手腕は未知数。若手を育成できるか (c)朝日新聞社

ハリルホジッチ監督の手腕は未知数。若手を育成できるか (c)朝日新聞社

「ハリルはアジアの状況を勉強しているのか。本当に彼が代表監督でいいのか」

 2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選のシンガポール戦、カンボジア戦に挑む日本代表23人が決まった。が、ハリルホジッチ監督の評判は必ずしも高くない。サッカー解説者の田口光久さん(60)に意見を伺ったところ、冒頭のような苦言がポンポン飛び出した。

「シンガポールとは6月にホームで戦って引き分けているんですよ。構成力のある中盤の柴崎岳を外して、一体誰がゲームメイクをするんですか」

 田口さんは元日本代表GK。現役時代は三菱重工サッカー部(現浦和レッズ)で活躍し、日本代表の主将も務めた。長く日本の選手を見てきた自負心もあり、ハリル体制にははがゆさを禁じ得ないという。

「長谷部誠、本田圭佑、長友佑都は全盛期を過ぎている。ロシアW杯で結果を出したいなら、すぐにでも世代交代を考えないと。2次予選は若手に経験を積ませるいい機会なんです。選手は、ピッチに立たせないと伸びない」

「4バックも機能せず、相手にボールを支配されてばかり。3バックのほうがいいでしょう。日本人の勤勉さや実直さ、小回りが利くといった特性を理解した采配には見えません」

 W杯アルゼンチン大会予選、モスクワ、ロス五輪予選など59試合でゴールを守った「背番号1」の発言は止まらない。

「このままでは、韓国に勝てないし、中国にも追い抜かれてしまいます。2次予選は勝てても、最終予選は危ない。次のW杯出場は厳しいと感じています」

 かつて観客席が半分も埋まらない競技場で、日の丸の誇りだけを武器に戦った男は、嫌われ者となることを覚悟のうえで、選手にも矛先を向けた。

「ラグビー日本代表のような死に物狂いさが選手たちから伝わってこない。もっと戦う気持ちを前面に出してくれと心底感じます」

 まずは12日のシンガポール戦に注目しよう。

週刊朝日  2015年11月20日号


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