右ひじ人体修復手術を受け、戦線復帰を期すレンジャーズのダルビッシュ有 (c)朝日新聞社
右ひじ人体修復手術を受け、戦線復帰を期すレンジャーズのダルビッシュ有 (c)朝日新聞社

 巨人の現役選手による野球賭博問題が注目される中、米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(29)の弟、ダルビッシュ翔容疑者(26)=大阪府藤井寺市=が、野球賭博をしていたとして、賭博開帳図利などの疑いで大阪府警に逮捕された。

 調べによると、翔容疑者は5月、レンジャーズの試合を含む大リーグと日本のプロ野球の公式戦計44試合を対象に、客16人から1口1万円で計1854口の申し込みを受けて賭博を開帳したほか、別の容疑者が開いた野球賭博に客として参加した疑いがある。

 捜査関係者によると、翔容疑者が昨年から野球賭博をしているとの情報があり、内偵を進めていたという。翔容疑者は、胴元として賭け金の10%を得ていたとされる。動いた金は総額5億円にのぼり、翔容疑者を含む胴元には5千万円が渡ったとみられている。

 この賭博の参加者の知人によれば、翔容疑者らは無料通信アプリLINEを使って賭け金を募っていた。

 その知人はこう話す。

「(参加者の)スマートフォンの画面を見たら、賭博申し込みのメッセージが続々と届いていた。息もつかせぬ速さでメッセージの応酬が続き、一目で活況であることがわかった」

 試合ごとにハンディがついていた。例えば、巨人とDeNAの試合だと、DeNAにハンディが1点つき、巨人の勝ちを予想した人は2点差以上で勝利しないと、賭け金は戻らない。

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