独Vワーゲン不正 “提携解消”で際立つスズキの千里眼 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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独Vワーゲン不正 “提携解消”で際立つスズキの千里眼

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VWは、この窮地を脱することができるか (c)朝日新聞社 

VWは、この窮地を脱することができるか (c)朝日新聞社 

「ディーゼル車市場が縮小し、電気自動車やハイブリッド車の市場が広がる潮目になる可能性もある。そうなると、これらを手掛ける日本勢は売り上げが伸びるでしょう」

 加えて今回の事件で特に注目を集めたのが、VWとの資本提携解消を8月30日に発表したスズキだ。両者は2009年に資本提携したものの技術供与などで折り合わず、11年にスズキが提携解消を申し入れ、国際仲裁裁判所を通して係争が続いていた。

「提携が続いていればスズキのブランド価値に傷がついていたでしょう。火の粉を回避できたのは、スズキが千里眼を発揮したとしか思えません」(中空氏)

 不正発覚後、VWの株価は約30%も下落。提携解消に伴い、スズキは保有しているVW株(439万7千株)をポルシェに売却する。

 VWの窮地を嗅ぎ付けたのか、それとも偶然か──。同社広報に提携解消のタイミングの良さについて水を向けると、「我々で決められることではないですので」。そっけない言葉に安堵(あんど)の空気が流れていた。

週刊朝日 2015年10月9日号


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